2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17613002
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
櫻庭 春彦 The University of Tokushima, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (90205823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大島 敏久 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (10093345)
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Keywords | 酵素反応 / 遺伝子 / バイオテクノロジー / 微生物 / 酵素工学 / X線結晶構造解析 / 超好熱菌 / 耐熱性酵素 |
Research Abstract |
我々は、超好熱菌で初めて2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)を見出し、有用性が非常に期待できる安定性の高い酵素であることを明らかにしている。超好熱菌由来の酵素であるにもかかわらず、25℃のような低温条件で、産業利用に有用な3分子のアセトアルデヒド縮合反応を触媒することを明らかにした。産物は、高コレステロール血症治療薬のビルディングブロックとして利用できる。超好熱菌由来DERAによるこの物質の生産性は、同じ条件下において大腸菌DERAと比較しても非常に高いことが明らかとなった。また、環境試料中から直接DNAを抽出し、DERA遺伝子保存領域を用いた縮重PCR法によりDERA遺伝子の部分配列を獲得することに成功している。超好熱菌Thermotoga maritima由来のDERAとこの配列をスワップさせ、ミュータントを作製し、産物であるキメラ酵素がDERA活性を示すことを見出した。これにより、微生物を培養することなく、直接現境中のDERA遺伝子部分配列を取得することが可能となった。さらに、好酸性好熱菌Sulfolobus tokodaiiに見出した2種類のKDGアルドラーゼが、高い安定性を持つこと、また、本来の基質であるグルコン酸以外にも作用し、広い基質特異性を持つことを明らかにしてきた。この内一つの酵素のX線構造解析に成功した。
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Research Products
(4 results)