2005 Fiscal Year Annual Research Report
多様な構成的手法の融合に基づく言語創発過程の統合的理解
Project/Area Number |
17630001
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
浅田 稔 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60151031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細田 耕 大阪大学, 工学研究科, 助教授 (10252610)
高橋 泰岳 大阪大学, 工学研究科, 助手 (90324798)
石黒 浩 大阪大学, 工学研究科, 教授 (10232282)
乾 敏郎 京都大学, 大学院・情報学研究科, 教授 (30107015)
中村 仁彦 東京大学, 大学院・情報工学系研究科, 教授 (20159073)
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Keywords | 言語創発 / 認知発達 / 音声模倣 / 神経機構 / 行動理解 / シンボル表現 / 身体表象 |
Research Abstract |
言語創発の多様な理解と構成を目指して,以下の4回の研究会を異分野の研究者を含め行った.第1回は,当該年度(以下,同じ)6月29日東大工学部にて,代表者の浅田から趣旨説明のあと,中村仁彦,國吉康夫両東大教授による,シンボル及び言語獲得に至る構成的手法の発表と見学を実施した. 第2回は8月10日に理化学研究所にて入来篤史博士,岡ノ谷一夫博士の象徴概念/生物言語発達の研究の紹介と見学を行い,石黒浩阪大教授によるインタラクションの研究紹介を実施した.8月11日は同地にて板倉昭二助教授,中村仁彦,國吉康夫両東大教授,小西行郎東京女子医科大教授による研究紹介および討論を行った. 第3回は1月6日,沖縄科学技術大学にて特別講師として銅谷賢治博士により生物学的基盤を解明するための理論的・生物学的・工学的なアプローチの発表と見学を実施し,細田耕阪大助教授による適応ロボティクスの発表,中村仁彦東大教授によるシンボル獲得の構成的手法の発表および討論を実施した. 第4回は3月4,5日の二日間,けいはんな社会的知能発生学研究会と合同主催の研究会を東北大学にて開催した.最初に,中村仁彦東大教授による行動の記号化とその応用の発表,乾敏郎京大教授によるコミュニケーションの基礎過程の発表を行った.また,特別講師として,虫明元東北大教授による前頭葉による認知的操作の神経機構,大隅典子東北大教授による脳構築における神経新生メカニズムを発表して頂いた.また,けいはんな社会的知能発生学研究会メンバーとして,梅田聡慶大講師によるfMRI・損傷例・自律神経活動から見たメカニズムについての発表,稲邑哲也東大講師による対話型日常生活支援のためのヒューマノイドロボットの発表および討論を実施した.
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