Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 圭二 NTTコミュニケーション科学基礎研究所, 社会情報研究部, 特別研究員 (30396121)
原田 利宣 和歌山大学, システム工学部, 教授 (80294304)
笠尾 敦司 東京工芸大学, 芸術学部, 助教授 (00308363)
宮田 一乘 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学教育研究センター, 教授 (00308355)
平賀 瑠美 文教大学, 情報学部, 助教授 (70327021)
|
Research Abstract |
音楽,映像,造形,モーション,アニメーションキャラクターなどコンテンツ制作支援に関する情報処理技術が待望されている.新しい電子絵筆の提供という観点からのコンテンツ支援技術が大きく進展したのに対し,デザインそのものを支援する手法・システムについては,未開拓の部分も多い.デザインを支援するアプローチとしては,デザイン対象を複数の形容詞対によって評定し,その結果を元に多変量解析によって形成した"概念空間"を利用する手法が知られているが,この手法は,デザイン上の特徴が埋もれてしまい,操作がうまくできないという問題がある. 本企画調査では,概念空間の操作・形成や,デザインの言葉による説明の部分を一旦留保し,既存デザイン上の意図的な逸脱の操作,転写方式に焦点を当てたデザイン支援システムの動向調査,ならびに,平成18年度の科学研究費補助金特定領域研究において同研究課題の申請準備を行うことを課題とした. 人工知能学会全国大会の近未来プロジェクトとして,オーガナイズドセッションを企画し,音楽,絵画,造形,モーション領域などトランスメディアにおけるデザイン支援研究の情報交換と討論を行ったのに加え,関連国際会議のHCII,SIGGRAPH,AXMEDISに参加し,情報収集を行った.さらに,ファッション,モデラー,アニメーション領域における専門家をゲストスピーカーとして迎え,現場ニーズに関する情報収集を実施した.これらの結果および検討に基づき,オーガナイズドセッション「メディア芸術の創造の高度化を支える先進的科学技術の創出」を応募するに至った.
|