2005 Fiscal Year Annual Research Report
代表性を有する大規模な日本語書き言葉コーパスの構築と運用に関わる企画調査
Project/Area Number |
17632002
|
Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
前川 喜久雄 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 領域長 (20173693)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相澤 正夫 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 部門長 (80167767)
山崎 誠 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 領域長 (30182489)
田中 牧郎 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 主任研究員 (90217076)
松本 裕治 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10211575)
傳 康晴 千葉大学, 文学部, 助教授 (70291458)
|
Keywords | 均衡コーパス / 代表性 / 書き言葉 / 日本語 |
Research Abstract |
現代日本語の書き言葉均衡コーパス構築にむけての研究者の協力体制をつくりあげ、科研費特定研究を申請すること、同時に、多額の費用を要するプロジェクトに対する社会全般の理解をえることを目標として活動した。 最初に全体会を開催して、国立国語研究所グループがこれまでに検討してきた書き言葉均衡コーパスの青写真を提示し、参加者からの批判をあおいだ(平成17年7月25日開催)。 全体会での合意にもとづいて9月からは特定領域研究申請の準備を開始した。企画研究班(総括班を含めて9班)の班長をメンバーとする会議を繰り返し開催して計画書をとりまとめ、11月には実際に計画書を提出した。 コーパスの構築にはコーパスに格納するテキストの著作権者をはじめとする世間の理解が不可欠であるため、プロジェクトの広報活動にも力をいれた。書き言葉均衡コーパスの意義、設計、公開方式などを説明したウェブページを作成し、平成18年3月に国立国語研究所のサーバー上で公開した。 また、平成18年3月6,7日に開催された国立国語研究所の国際シンポジウム「言語コーパスの構築と活用」の講演者のうち1名を英国から招聘した。 これらの活動はマスコミにも注目され、平成18年3月1日の朝日新聞夕刊では、1面のトップ記事として報道された。
|
Research Products
(2 results)