2006 Fiscal Year Annual Research Report
走行中自動車群の仮想一体化を実現する主動対応型通信と最適化に関する研究
Project/Area Number |
17650020
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
田 学軍 愛知県立大学, 情報科学部, 助手 (70305514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 隆史 愛知県立大学, 情報科学部, 助教 (20204125)
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Keywords | 多帯域チャンネル / 通信プロトコル / 通信品質(QoS) / ITS(Intelligent Transportation Systems) / 仮想一体化 / 全順序通信 / アドホックネットワーク / 分散協調システム |
Research Abstract |
18年度に無線分散システムにおける予約・競争のハイブリッドの通信方式SRAPを中心に研究を進め、通信プロトコルの提案に対して理論解析とコンピュータシミュレーションで有効性を確認できた。また、有効な共通規則の制定に関して検討を行った。 1.ハイブリッド通信方式の検討 低遅延、高スループット通信方式SRAP方式を提案できた。本提案は、特に制御局となる装置を配置しない分散型通信ネットワークでありながら、高負荷の場合でも効率よくデータ通信を行うことができる通信制御方法、通信プロトコルである。その解決手段は、互いにデータの送受信を行う複数のノードを含む、分散型通信ネットワークにおいて、データの送信を待つ1又は複数のノードのうち、各々自律的に送信順を算出した予約済ノードが、送信順に従ってデータの送信を行う予約期間と、送信順を算出していない非予約ノードがデータの送信を行う競争期間から1つ送信周期(スーパーフレーム)を構成する。このため、分散型通信ネットワークでありながら、高負荷の場合でも、通信効率の極端な低下或いは通信不能を生じることなく、全体として、従来方式等に比して、相対的に効率よくデータ通信を行わせることができる。 2.車群グループ化に関する検討 ・グループの結成方式と管理:グループの規模、グループヘッドの選出手順、機能定義、交替方式、メンバーの加入、脱退などのテーマについて検討を行った。 グループの規模、グループヘッドの選出手順、機能定義、交替方式、メンバーの加入、脱退などのテーマについて検討を行った。 ・最適化規則の制定: 自動車からなる分散システムにおいて追い越し、交差点での優先規則などの最適化
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Research Products
(4 results)