2007 Fiscal Year Annual Research Report
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17650041
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石田 亨 Kyoto University, 情報学研究科, 教授 (20252489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松原 繁夫 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (80396118)
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Keywords | 異文化コラボレーション / 異文化間コミュニケーション / 機械翻訳 / エージェント |
Research Abstract |
19年度は,NICTで開発された言語グリッドの非営利運営モデルを検討し,実際に運営を開始した. ステークホルダーには,言語資源提供者,計算資源提供者,言語サービス利用者がいる. この間に立って覚書を締結し,言語グリッドを運営するのが言語グリッド運営組織である. この覚書を作るのに数ヶ月を要した.何より注意しなければならないのは,言語資源提供者への配慮である.言語資源提供者は,無料で提供している資源が誰に使われているのか知りたいと思う.商用目的で使われていないことも確認したい. 言語グリッドはこうした要求を満たすように設計されたソフトウェアで,サービスマネージャ を通して言語資源の利用状況を知ることができる.つまり,言語グリッドを利用するために 覚書があるのではなく,覚書を満たすために言語グリッドが開発されたと思えばよい. 言語グリッドの運営組織は京都大学社会情報学専攻が引き受けることになった. 2006年12月にオペレーションセンター(http://www.langrid.org/operation/)が開設され運営を始めたばかりであるが,中国科学院,韓国国民大学,DFKI, CNR, Stuttgart大学などの海外の 研究機関,国内の大学,NPO,アジア防災センターなどの公的機関が参加している. 研究機関から提供された言語資源を用いて,防災,教育,医療の各方面で異文化コラボレーション活動が始まっている。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Language Grid Association: Action Research on Supporting the Multicultural Society.2008
Author(s)
Satoshi Sakai, Masaki Gotou, Masahiro Tanaka, Rieko Inaba, Yohei Murakami, Takashi Yoshino, Yoshihiko Hayashi, Yasuhiko Kitamura, Yumiko Mori, Toshiyuki Takasaki, Yoshie Naya, Aguri Shigeno, Shigeo Matsubara and Toru Ishida.
Organizer
International Conference on Informatics Education and Research for Knowledge-Circulating Society (ICKS-08).
Place of Presentation
Kyoto, Japan
Year and Date
2008-01-16
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[Presentation] A Non-Profit Operation Model for the Language Grid.2008
Author(s)
Toru Ishida, Akiyo Nadamoto, Yohei Murakami, Rieko Inaba, Tomohiro Shigenobu, Shigeo Matsubara, Hiromitsu Hattori, Yoko Kubota, Takao Nakaguchi, and Eri Tsunokawa.
Organizer
The First International Conference on Global Interoperability for Language Resources (ICGL-08), pp. 114-121.
Place of Presentation
Hong Kong, China
Year and Date
2008-01-09
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