2006 Fiscal Year Annual Research Report
数値相関ルール高速完全探索手法の開発と薬品処方規則発見への適用評価
Project/Area Number |
17650042
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
鷲尾 隆 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (00192815)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大原 剛三 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (30294127)
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Keywords | 数値相関規則 / 定量的多頻度アイテム集合 / 部分空間クラスタリング / 薬品処方規則 / 数値バスケット分析 / 定量的バスケット分析 |
Research Abstract |
平成18年度は前年度に得た原理,アルゴリズムの拡張と実データへ適用評価を目途とし,2課題を中心に実施した. 1)定量的相関ルール探索原理の拡張 前年度の相関ルール探索の数学的理論の一般化,適切な数値区間決定原理の理論化,定量的相関ルール探索アルゴリズムの開発,計算機実装による計算性能の検証,内外先行研究との比較検証結果に基づき、更なる性能の向上を目指した探索原理の拡張検討を行った. 具体的には,相関ルールマイニングが適用可能な問題の数学的性質と適用限界を調べ,理論を限界問題まで適用可能な一般的枠組みに拡張した.また,並行して関連数学的理論の背景調査を行った.そしてこのような一般化理論の適用にあたり,更に必要となる数値区間決定基準の検討・理論化を行った.そして上記理論に基づき,骨格の異なる最適探索アルゴリズム候補を複数設計した.更にこれらのアルゴリズムを計算機にプログラム実装し計算性能を検証しながら,更なるアルゴリズム検討を進めた.これらと並行して論文調査に留まらず内外の実地調査を行い,先行研究との性能比較に必要な知見とデータを入手し,性能比較検討と更なるアルゴリズム改良を行った. 2)定量的相関ルール探索アルゴリズムの拡張・改良 上記原理の拡張に伴い,探索アルゴリズムの更なる拡張・改良,計算機実装とその性能評価を繰り返した. 本研究により,雑誌論文を含む8件の発表成果と著書1件,特許出願1件の成果を得た.
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Research Products
(10 results)