2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17650067
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
加藤 俊一 Chuo University, 理工学部, 教授 (50297107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 源一郎 中央大学, 理工学部, 教授 (10055204)
坂根 茂幸 中央大学, 理工学部, 教授 (10276694)
渡邉 則生 中央大学, 理工学部, 教授 (10182940)
庄司 裕子 中央大学, 理工学部, 准教授 (30286174)
国井 康晴 中央大学, 理工学部, 准教授 (60297108)
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Keywords | 感性ロボティクス / 感性工学 / ロボティクス / 感性モデル / ユビキタス環境 |
Research Abstract |
本研究では、(a)感性工学:人間の知覚・表出過程における個人性やモノの個別性などの多様性に対応した情報処理技術、(b)ロボティックス:個々の人間を含む実環境でのセンシング技術と個人の文脈での状況の理解、相互作用を通した人間昏の支援技術、(c)これらの技術を人間が活動し生活する実環境や、ユビキタス・モバイル・インターネットが複合した情報環境に埋め込み、人間への支援と結びつけるためのシステム化技術の基礎研究と共に、融合化の方法論を探ることを目標とした。 具体的には、以下の課題を相互に関連付けながら、調査研究と予備的な開発を総合的に進めた。感性工学的なアプローチに関しては、「対象に接してそれを直観的に、どのように感じ、類別し、解釈するか」の知覚過程や、「頭の中のイメージを、どのように具体化レ表現するか」の表出過程にみられる個人差をモデル化した。個々の人間の持つ知識・概念の集合とその体系(オントロジー)、考え方・意思決定の仕方にみられる個人差をモデル化した。また、個々の人間がおかれた「その人を取り巻く状況が、その人にとってどんな意味を持つか」や、「その状況での意図・目標の設定」にみられる個人差をモデル化する方法論を考察した。 ロボティックス環境的なアプローチに関しては、人間に身体的・心理的な負担をかけずに、インタラクションを通して、その人が持つイメージ・解釈・知識・意図などの情報を得るための方法論、インタラクションや履歴の解析をとおして、対象の知覚・表出感性、知識感性を動的・能動的にモデル化する方法論を検討した。 本研究では、家庭内空間・ショップ空間・オフィス空間・都市空間における個々の人間への多様な生活支援・活動支援の実現を実問題として取組み、多様化した社会ニーズに応えるための方法論を検討した。
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Research Products
(8 results)