2005 Fiscal Year Annual Research Report
呼気気道濃縮液中の酸化物質定量による内部障害者の運動強度妥当性評価の試み
Project/Area Number |
17650159
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
黒澤 一 東北大学, 保健管理センター, 助教授 (60333788)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上月 正博 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70234698)
金澤 雅之 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60282050)
南 尚義 東北大学, 病院・講師 (80333821)
伊藤 修 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00361072)
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Keywords | 呼気気道凝縮液 / 活性酸素 / フリーラジカル / 内部障害 / 運動処方 / ペルオキシド / 抗酸化力 / BNP |
Research Abstract |
内部障害者のリハビリテーション(リハ)における運動強度の妥当性を評価する新しい指標を確立するため、呼気気道濃縮液(EBC : Exhaled Breath Condensate)を採取し、特にフリーラジカルなどの酸化活性物質の過多あるいは体動による量的な変化を測定し、循環や呼吸の許容範囲が限られる内部障害者におけるリハプログラムの運動強度の設定の妥当性の指標にならないかを検討することを企図した。 EBCを採取する機器(ECoScreen)を新規購入し、実際に健常人及び内部障害者で安静時のEBCを採取することを試みた。内部障害者としては、当科にリハ目的に通院または入院する呼吸器機能障害、循環機能障害患者を対象とし、対照として健常者のEBCも採取した。採取法については、呼気に陽圧振動を与えて効率的にEBCを採取できることがわかり、方法については発表予定である。 採取したEBC中の活性酸素・フリーラジカルによる代謝物(ペルオキシド)を化学蛍光測定法により、測定する系を確立させるため、検量線等の作成を行った。同時に、抗酸化力を測定するため、BAPテストの測定系を同時に行った。機器はFRAS4(イタリアH&D社)を使用する(現有設備)。現在、蓄積した検体を使って順次測定する予定としている。BNPは心不全の指標として現在定着している心室に由来するペプチドホルモンであるが、EBC中で定量した報告はない。本年度、EBC中にBNPが出現することを示すことはできなかった。感度を上げた形で再検討したい。
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