2006 Fiscal Year Annual Research Report
両生類切断肢再生組織における発現遺伝子の時系列解析:切断足再生のための基礎的検討
Project/Area Number |
17650167
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
橋本 健史 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (10189491)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 泰昌 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (80160688)
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Keywords | 再生医療 / 有尾両生類 / 遺伝子 / 再生芽 / 幹細胞 |
Research Abstract |
申請者らは、足切断患者の足を再生させること、すなわち足部切断面の幹細胞を活性化して骨、軟骨、靭帯、筋、腱、神経をそれぞれ誘導し、各組織を再構築することにより機能する足を再建する方法の確立を究極の目的としている。本申請における研究では、そのための基礎的検討として、切断肢の再生能力を持つ両生類に着目し、切断肢断端における組織再生過程における遺伝子発現様:式を詳細に解析することを目的とする。両生類の切断肢組織再生過程で発現する遺伝子を同定した後、哺乳類(マウス、ラット)の切断肢の断端におけるそれら遺伝子の発現様式を観察するとともに、それら遺伝子を強制発現させるための方策を検討すること目的とした。 平成18年度は、平成17年度に確立された実験システム、麻酔を用いての切断方法、その組織片の採取方法およびその変化を記録するプロトコールをもとに、切断実験を行った。イモリの四肢に冷却麻酔を施し、後に、前肢および後肢の切断術を施行した。術後、6時間後、12時間後、24時間後、2日後,3日後,4日後、5日後、1週後,2週後,3週後、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後、4ヶ月後、5ヶ月後、6ヶ月後にイモリに対して過量麻酔薬吸入で安楽死をさせた。こののち、切断端に形成された再生肢を採取した。得られた再生肢から、その切断端から2mmごとに組織を抽出し、どの部位でいかなる様式で組織の再生が起こっているかを詳細に検討した。
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Research Products
(6 results)