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2006 Fiscal Year Annual Research Report

「NET理科ひろば」で地方小規模校を結ぶ理科教育プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 17650233
Research InstitutionHokkaido University of Education

Principal Investigator

古屋 光一  北海道教育大学, 教育学部, 助教授 (10374753)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 倉元 直樹  東北大学, 大学院教育情報学教育部/高等教育開発推進センター, 助教授 (60236172)
大鹿 聖公  北海道教育大学, 教育学部, 助教授 (50263653)
Keywords理科授業 / ネットワーク / 地方小規模校 / 授業研究 / カリキュラム開発 / TV会議システム
Research Abstract

本研究は,教育分野のIT技術を用いて地方小規模校の理科授業を支援するプログラムの開発を主たる目的とする。そのため,3年計画の2年目となる本年度は,次の研究を行った。
1 教育分野のIT技術の検討
昨年度はNTT東日本のフェニックスを試用させていただいた。今年度は,学校に通常備わっている機材で,授業を行うことを検討した。その結果グローバルドア(TV会議システム)を使用した(玉川大学,清水英典氏より借用)。また,この授業のための,参加小学校間のみで共有できるウェブページを設置して情報の共有を行った(東北大学に設置)。
2 授業実践
対象学年と内容:小学5年生,B区分「おもりの動きとはたらき」
協力校:北海道教育大学附属旭川小学校(基幹校),東川町立志比内小学校,士別市立中士別小学校。
実施状況:12単位時間の実践を行った。そのうち,課題設定,学習内容の発表の合計3単位時間をネットワークを用いて共有した。また,この授業を行うために,研究打合せを月に1度定例会を設定して実施した。内容は教材開発,IT技術の研修,子どもの相互の交流。
3 結果
次の4点が明らかになった。
(1)小規模小学校2校の児童達は,多くの子ども達との交流を通して,理科の学びを向上させた。具体的には知識の定着のみならず,問題解決の手法,発表などにおいて改善が見られた。
(2)グローバルドアは,相手の映像,声,資料提示などができて,教師のみならず,慣れてくると児童にも使用することができた。
(3)基幹校である附属小学校も同学年の他の小学校の児童との交流のため,よりわかりやすい発表を工夫したりビデオレターを作成して,問題解決や発表のしかたについての工場が見られた。
(4)一方,接続環境については,小規模校2校は,ISDN回線であったため,十分な速さを得ることが難しかった。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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