2005 Fiscal Year Annual Research Report
携帯電話を用いたモバイル・インターネットGISの地理教育への適用研究
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17650278
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| Research Institution | Kanazawa University |
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Principal Investigator |
伊藤 悟 金沢大学, 教育学部, 教授 (20176332)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 紀代美 金沢大学, 教育学部, 助教授 (70345643)
奥貫 圭一 名古屋大学, 環境学研究科, 助教授 (90272369)
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| Keywords | GIS / 地理教育 / 携帯電話 / 野外調査 / モバイルGIS / インターネットGIS / 地理情報システム / 野外実習 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は,携帯電話で利用できるGIS(Geographic Information System;地理情報システム)について,地理教育における有用性を活用方策とともに解明することである.このため,(1)携帯電話で利用できるGISの開発,(2)その地理教育における活用領域の検討,および(3)実際の教育現場での試行を,3ヵ年の研究期間を通じて行うものである.また,本研究でいう地理教育とは中学・高校での地理教育のみならず,大学における地理学教育も含み,特に野外で実践されるものを想定した.以上から平成17年度は,次のような作業を行った.
1)地理教育におけるモバイル・インターネットGISの活用領域等の検討
初等・中等教育に関しては,わが国の「学習指導要領」や「教科書」などから,大学レベルの地理学教育においては,野外実習や教科教育等の授業から,モバイル・インターネットGISが,どのような領域と方法で有用になるかを検討した.かつ,それらに関連して,諸外国での一般的なGISの教育利用に関わる先行事例の情報収集も行った.
2)地理教育用のモバイル・インターネットGISの仕様検討と試作
主にディスクトップ・コンピュータで用いられてきたGIS(インターネットGISを含む)の現行機能を再点検し,野外での地理教育利用に必要な機能を絞り込み,モバイル・インターネットGISの仕様を具体化しながら,プロトタイプのGISアプリケーションを開発した.
3)プロトタイプとして開発されたGISの実際の野外での試用実験
上記で試作開発されたプロトタイプGISのアプリケーションを,野外で実際に試行することによって,その有効性や現状における課題把握を試みた.野外での試行は,大学における地理学や社会科・地歴科教育関係の実習とともに,ネットワーク環境の異なる海外調査に対しても適用することによって,プロトタイプGISのアプリケーションの有効性について多角的な検証を行った.
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Research Products
(3 results)
