2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17651087
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
本間 利久 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (00091497)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野里 雅彦 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80177279)
木村 圭司 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (30294276)
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Keywords | 情報科学 / フィールド情報 / サイバーフィールド / シュミーレーション / 空間情報 |
Research Abstract |
今年度は、サイバースペースにおけるフィールド情報学の横断的な確立を目指して研究を進めた。フィールド分野と情報通信技術分野の融合を試みているため、対象となるデータはフィールド分野のデータとなるが、その記述方法や理論、技術に関してここの検討を進めている。具体的な途中経過は以下の通りである。 (1)サイバーフィールドに関する情報理論の検討 サイバーフィールドに関するXML,UMK,Onthologyなどの手法を用いた情報モデリングの検討を行った。実フィールド情報における空間情報記述に関して、さらに検討を続けている。 (2)大量データのシミュレーション技法に関する検討 並列計算機を用いたGRIDコンピューティングによる高速計算手法の検討を行った。これまでの計算手法では、並列化を行う際にCPU間のデータのやりとりがあり、並列計算機内のネットワーク情報伝達速度がボトルネックになっていたが、シミュレーション技法に改良を加えることにより、高速化を図る試みを続けている。 (3)実フィールドにおける情報収集方法の確立 GPSを用いた空間位置の取得と高精度の同定方法の検討を行った。従来はハンディタイプのGPSでは、位置取得精度は数m程度であったが、国土地理院電子基準点観測データによる後処理補正することにより、1m精度での位置取得が可能となった。また、ハンディタイプGPSにパソコンで作成したGISデータの入出力を行うことにより、2500分の1の精度のバックグラウンドマップを簡便に利用可能となった。さらに、英国での情報収集により、空間データの収集と処理に関する世界最先端の手法に関する意見交換を行い、個々の技術要素に関する検討を進めている。
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Research Products
(4 results)