NPOとの連携による国際協力活動を通した大学の国際貢献と人材育成に関する研究

2005 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 17652054
• Research Institution: Nagasaki University
• Principal Investigator: 松本 久美子 長崎大学, 留学生センター, 助教授 (70295111)
• Keywords: 国際協力活動 / NPO / サービスラーニング / 海外体験学習 / ボランティア / 人材育成

Research Abstract

本年度は、国際協力活動を教育的に有効な形で実施するために、日本国内・海外における大学の国際協力活動への参加状況について、資料の収集及び情報交換を中心に行った。
海外については、ポーランドで行われたEAIE年次総会に参加し、ワークショップ、セッションへの参加、各機関のブース訪問等を通じて、情報収集・意見交換を行った。
国内については、「2005年度大学教育における海外体験学習研究会」に参加し、研究会主催のフォーラム、全国大会に出席するとともに、学生による海外協力活動(海外体験学習プログラム)を推進している先進的な日本国内の大学の事例を収集し、プログラムを中心的に組織・実施しているメンバーと意見交換を行った。
また同時に、本研究の協力団体であるNPO法人GIVEと連携し、海外協力活動(ワークキャンプ)予定地であるフィリピンのNPOのメンバーと連絡をとり、ワークキャンプの2月下旬実施に向けて、学生の事前学習のための資料の作成、勉強会、オリエンテーション等の準備を進めていた。
しかし、フィリピンの現地での状況等により、NPO法人GIVEと現地NPOと協議した結果、ワークキャンプの今年度実施を見合わせることに決定し、参加予定者に対する通知と状況説明を行った。このことにより、今年度の後半の研究計画は大幅に変更を余儀なくされた。
その後、新たにキャンプ時期の検討とその内容の協議を行い、現在2006年9月中旬に実施を予定している。4月からのキャンプ参加者再募集に向けて現在準備中である。