2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17652061
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
内田 洋子 東京海洋大学, 海洋工学部, 助教授 (50313383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 直之 東京海洋大学, 海洋工学部, 助教授 (30272727)
藤 正明 東京海洋大学, 海洋工学部, 助教授 (30313381)
矢吹 英雄 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (40345400)
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Keywords | 海事英語 |
Research Abstract |
本研究では、STCW条約が求める、船舶を運行する航海士・機関士の英語運用能力を測定する試験制度の確立を目指している。今年度は、測定に必要なコンテンツについて、海事英語の多様性を鑑みて言語学的に取捨選択を行い(海事関係参考文献の分析);併せて、英語圏の船舶業務経験者の助言を受けた(高木がカリフォルニア海事大学にてCaptain J.M.Kleeverより)。これらの情報を基に、プロトタイプの問題を1セット、作成した。 研究の具体的内容・成果 1 試験で測定する項目について: ・船舶運行全般(港湾関係者・他船舶との無線交信、船舶内での運行に関わるやり取りなど)に必要な語彙力・会話能力 ・船舶運行および船舶内での生活を円滑に行うために必要な語彙力・会話能力 ・海路図誌、気象・海象図、法規、運行に必要な書類など、書かれた文章の読解力・理解力 2 測定試験のフォーマット: ・Listening:写真描写問題(30問);質疑応答問題(30問);会話の内容理解問題(40問) ・Reading:前後の文脈に合った単語・句を選ぶ(30問);Sailing Directionsの内容理解(30問);海事英語関係の文章の内容理解(40問) 3 問題作成にあたっては、極力、船舶運航に関する知識ではなく、「英語力」測定のための問題を作るよう留意した。 4 作成された英語問題は、来年度前学期に開講される航海英語IIの受講者を対象に試験運用する予定。その有効性・妥当性について検証を行い、次年度の研究へとつなげていく。
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