• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

難聴者・中途失聴者を対象とした対人コミュニケーション能力支援プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 17653057
Research InstitutionPrefectural University of Hiroshima

Principal Investigator

長谷川 純  県立広島大学, 保健福祉学部, 助手 (20290554)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉畑 博代  県立広島大学, 保健福祉学部, 助教授 (20280208)
細川 淳嗣  県立広島大学, 保健福祉学部, 助手 (00420761)
Keywords聴覚障害 / コミュニケーション能力 / 支援プログラム / 社会福祉関係
Research Abstract

本研究は、難聴者・中途失聴者の対人コミュニケーション能力向上を支援するトレーニング・プログラムを開発し、その効果を検証することを目的とする。そのために、難聴者・中途失聴者が日常生活の中で経験する対人コミュニケーション上の困難についての実態調査を行ない、その結果にもとづいて、一般向けのトレーニング・プログラムを難聴者・中途失聴者向けに修正する。さらに、そのプログラムを実施し、参加した難聴者・中途失聴者を対象に心理・社会的な評価を行なうことによりプログラムの効果を検証する。
今年度は、実態調査の結果や先行研究の検討結果にもとづいて、支援プログラムの概要を作成した。実態調査で挙げられた難聴者・中途失聴者のコミュニケーション上の問題は、「コミュニケーションを避ける」「コミュニケーションの場にいても参加できない」「適切なコミュニケーションの方法がとれない」「会話中などにコミュニケーションが成立していないことを相手に伝えられない」「コミュニケーションが負担になる」「相手の協力が得られない」などに分類できた。こうした問題に対して、既存のプログラムに含まれる「コミュニケーション行動の型についての理論的理解」「自己信頼の形成」「基本的人権についての理解」「認知行動療法的な考え方の理解」「問題解決のための言語技法の修得」といった内容は有効なものであると考えられた。一方、難聴者・中途失聴者特有のプログラム内容として、「自らの障害の状態についての理解と説明能力」「障害にあったコミュニケーション方略の修得」などを追加する必要があることが示唆された。
次年度はさらに実態調査をしたうえで最終的なプログラムを作成し、プログラムの実施、効果測定を行なう。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi