2006 Fiscal Year Annual Research Report
「メディアの教育学」分析のための理論的・経験的研究
Project/Area Number |
17653094
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
今井 康雄 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50168499)
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Keywords | 教育 / メディア教育 / ライヒヴァイン |
Research Abstract |
2006年7月11日/10月11日/12月11日:横浜市立美しが丘東小学校の授業研究会に参加。 2007年1月30日:京都大学高等教育研究開発推進センターの合宿において講演。題目は「アドルフ・ライヒヴァインのメディア教育学-教育的抵抗とは何か」 2007年2月21日:ベルリン自由大学のChristoph Wulf教授を招いて講演会とシンポジウムを開催。Wulf教授の講演題目は"Immaterielles kulturelles Erbe und Kulturelle Vielfalt, Interkulturelle Wegezur Welt"。今井が"Bildung ohne Selbstreflexion? Zur asthetischen Konstruktion des Ich im japanischen Kontext"と題して報告し、討論を行った。 2007年2月22日一3月11日:ベルリンの教育史図書館でワイマール期メディア教育に関する資料調査。 2007年2月27日:ベルリン自由大学で講演。題目は"Wittgensteins Dilemma, oder:Schwierigkeiten des Lehrens im Zeitalter der Information"。 以上のように、本年度の研究においては、授業研究と連携しつつ、とりわけメディアと教育に関する理論的研究において日独の研究者との交流を深めることができた。その主な成果は、「11.研究発表」の「雑誌論文」に掲げた2つの論文の他、ベルリン自由大学で発表した"Wittgensteins Dilemma, oder: Schwierigkeiten des Lehrens im Zeitalter der Information"であり、この論文は2007年度においてドイツの学術雑誌に投稿する予定である。 また、ベルリン教育史図書館における調査では、これまで体系的な研究が存在しないにもかかわらずワイマール期のメディア教育・映画教育を解明する上で重要な雑誌Bildwart(1923-1935)の徹底した調査を行い、主な記事を複写することができた。この資料に基づいて今後論文を作成する予定である。
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Research Products
(2 results)