2005 Fiscal Year Annual Research Report
「現場」と協同した教員養成プログラムの構築-海外と地域での教育実習をふまえて
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17653109
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
山崎 友子 岩手大学, 教育学部, 教授 (00322959)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ホール ジェームズ 岩手大学, 教育学部, 講師 (80361038)
アンハー マイク 岩手大学, 教育学部, 外国人教師 (90400176)
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Keywords | 教員養成 / 英語教育 / 国際理解教育 / 現場との協同 / 多様な実習 / ティーム・ティーチング(TT) / 協働的学習 / 振り返りと改善 |
Research Abstract |
教員養成における「実習」あり方を探る研究として、(1)協同的学びの機会を創ること(2)実習とコース・ワークの融合を図ること(3)自立的学習の場を創ることを意図した実践を行った。これらの目標を追求するものとして、現場の学級担任とにTT形式で、年間2回(前期英語科教育法Iの中で1回、後期英語科教育法IIの中で1回)の英語活動実習実施、英語科教育法IIIにおける模擬授業の実施と現場教師との交流、ブログを活用した講義外での双方向的指導、選択的実習として地域の社会教育現場との連携による実習機会の提供、海外での英語教育実習を実施した。 英語科教育法I・IIにおける公立小学校での英語活動の実習については、リフレクション・ペーパーをもとに分析を行い、その結果については口頭発表を経て、『教科教育学研究』第24集と『東北英語教育学会研究紀要』第26号に論文を掲載している。「現場」でしか学べないことがあると同時に、大学でのコース・ワークで準備したことに関わる場合、学生の関心が強く理解が特に深まることが分かり、現場との協同および実習をコース・ワークと融合することの必要性と有効性が明らかとなった。 英語科教育法IIIにおけるブログ活用では、学生が積極的にネット上の議論に参加し、情報交換をしている。タイ国公立中等学校と協定を締結し、実施した英語教育実習には英語科教育法I・II・IIIいずれかを受講した学生12名が、3期に分かれて参加し、教科書のない国で教材作成の力量を高め、同時に、教師としてのコミュニケーション能力をも磨いている。前者の成果は2005年の第31回全国語学教育学会(JALT)での口頭発表をへて、同学会誌に論文が掲載されることとなっており、後者については、岩手大学英語教育論集に論文を掲載した他、学習者意識アンケート、実習中記録したジャーナル、実習視察時の観察をもとにその成果の分析を進めており、その結果は、平成18年度学会で発表する予定である。
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Research Products
(4 results)