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2007 Fiscal Year Annual Research Report

初等教育段階における「哲学」カリキュラムの開発・実践と思考力育成からみた効果

Research Project

Project/Area Number 17653118
Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

松本 伸示  Hyogo University of Teacher Education, 学校教育研究科, 教授 (70165893)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 真  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (20324949)
森 秀樹  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (00274027)
Keywords子どものための哲学 / カリキュラム / 思考力 / 初等教育 / 読解力 / 総合的な学習の時間 / 討論 / 哲学
Research Abstract

19年度は,兵庫県加東市の小学校で低学年児童を対象として絵本の「読み聞かせ」活動を取り入れた日本版の「哲学」授業を実践した。これは,これまでIAPCで開発されたテキストを用いてきたが,低学年児童を対象するには討論の題材が身近であること,さらには,低学年児童の読解力の発達を考慮にいれたことによる.また,これまで「総合的な学習の時間」を活用して「哲学」授業をおこなってきたが,今年度は子どもたちにもっと哲学的討論を身近なものとするため,学校のカリキュラムに縛られることのない放課後の学童保育の時間を活用することも考えてみた.これにより教室という物理的,心理的な条件に縛られることなく子どもたちは自由に哲学的討論を楽しむことができた.さらに,兵庫教育大学附属中学校においても選択科目の時間を活用し日本版の「哲学」カリキュラムを開発して授業実践した。これはイギリスのNEWSWISEを手がかりにニュースを教材としたP4Cの手法を参考としつつ,討論テーマを生徒の身のまわりの出来事から取り上げた実践研究である.この実践ではより哲学的な要素を含んで討論が展開されるようにカリキュラムを設定した.また,17年度に収集した韓国の資料をもとに思考力育成を図るための副読本「お母さんとともに創る日記」を完成させた。これらの基礎データによって日本においても「哲学」授業が可能であり,児童・生徒の思考力の育成につながっていくことを明らかにした。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008 2007

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 「課題設定の能力」の育成を目指した実践研究-「子どものための哲学」の授業を通して-2008

    • Author(s)
      澤田千歳, 松本伸示
    • Journal Title

      日本総合学習学会『日本総合学習学会誌』 第11号(8月発行予定印刷中)

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 絵本を利用した「P4C活動」の開発 -ジム・トレリースの読み聞かせを手がかりとして-2007

    • Author(s)
      池田みよし, 松本伸示
    • Organizer
      日本教科教育学会
    • Place of Presentation
      日本教科教育学会 第33回全国大会(横浜国立大学)
    • Year and Date
      2007-10-27

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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