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2005 Fiscal Year Annual Research Report

におい体験に基づく個人特性がにおいの心理評価に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 17656184
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

山中 俊夫  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80182575)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 光田 恵  大同工業大学, 工学部, 助教授 (40308812)
相良 和伸  大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30109285)
甲谷 寿史  大阪大学, 大学院・工学研究科, 講師 (20243173)
Keywordsにおい / 心理評価 / 入室法 / 臭袋法 / α-ピネン / におい体験
Research Abstract

におい体験に基づいて形成されたにおいに対する個人的な印象や嗜好性がにおいの主観評価に及ぼす影響を評価するための前段階として、においの官能試験方法に応じた個人の評価特性を明らかにする必要があると考え、現在最も代表的と考えられる臭袋法と入室法でα-ピネンの臭いを対象として、パネルを用いた評価実験を行った。交付された科研費を用いて行った研究内容は下記の通りである。
(1)無臭室の作成
大阪大学構内のコンテナを改装し、無臭室を作成した。内装材の臭気の漏れを防ぐためコンテナ内全面にポリエステルフィルムを貼り、アルミ板とアングルを用い幅1.3m×奥行き3m×天井高2mの無臭室を作成した。臭気の吸着を防ぐため、無臭室内部にも全面にポリエステルフィルムを貼った。エアコン2台を新設し、室温22℃前後、湿度55%前後に温度調整した前室の空気を活性炭を通し無臭空気にし、ファンにより無臭室内に送り排気ダクトから自然排気することで、無臭室の温度調整と換気を行った。
(2)入室法と臭袋法
無臭室を用いた入室法と、臭袋を用いた臭袋法で、種々の濃度のα-ピネンのにおいを対象として、パネルによる主観評価実験を行った。主観評価実験の評価項目は次の通り。
・においの強さ(6段階)
・快適性(9段階)
・印象(「親しみ」、「新鮮さ」、「複雑さ」、「温かさ」)
・容認性(長時間その室にいる状態を想定させた上での許容の可否)
■得られた結果
α-ピネンを対象に、入室法と臭袋法の2方法で主観評価実験を行い、「臭気強度」および「容認性」については入室法でやや臭気強度が高く、容認性が低く評価される傾向があること、「においの快・不快度」、「においの印象」については大きな差異は見られないことが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] においの主観評価における入室法と臭袋法の比較2006

    • Author(s)
      前田洋子, 山中俊夫, 相良和伸, 甲谷寿史
    • Journal Title

      平成17年度(第35回)空気調和・衛生工学会近畿支部学術研究発表会論文集 34

      Pages: 173-176

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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