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2005 Fiscal Year Annual Research Report

準能動制振の完全無電力化

Research Project

Project/Area Number 17656276
Research InstitutionJapan Aerospace Exploration Agency

Principal Investigator

小野田 淳次郎  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部宇宙構造・材料工学研究系, 教授 (20013740)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 峯杉 賢治  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部宇宙構造・材料工学研究系, 助教授 (90239327)
竹内 伸介  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部宇宙構造・材料工学研究系, 助手 (20353419)
槙原 幹十朗  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部宇宙構造・材料工学研究系, 宇宙航空プロジェクト研究員 (60392817)
Keywords制振 / 振動制御 / 無電力 / 圧電素子
Research Abstract

市販のサイリスタ、PUT、ダイオード、コイル及びコンデンサからなる簡単な電気回路を考案、作成し、これを振動するトラス構造物に取り付けた圧電トランスデューサの端子に接続することにより、近似的にエネルギ回生型準能動制御を実現出来ることを実験的に確認した。これにより、少なくとも一定の条件下では、ロジック駆動の電力をも含めて外部からの電力供給を全く必要とすることなく、機械的振動エネルギから変換した電気エネルギのみによりロジック駆動と圧電トランスデューサ駆動を行うことにより、機械的振動を効率的に減衰させる事が出来ること、すなわち、エネルギ回生型準能動制振の完全無電力化が可能であることを示すことができた。また、この動作は、市販の電気回路シミュレーションソフトによっても確認した。
これにより、本研究の最小限の目的は既に達したと考えられる。但し、現状ではその良好な作動は一定の条件下に限って得られ、例えば過小又は過大な振幅に対しては意図した動作が得られないことが判明したので、良好作動範囲の更なる拡大を目指して検討を継続している。具体的には、使用する電気素子の特性を実測するとともに、構造系と電気系の双方の複雑な挙動を効率的に解析するためのソフトを作成中であり、今後このソフトを活用した電気素子の適切な選択と回路の改善、最適化により、実験に於ける作動範囲の拡大を目指す計画である。更に、様々な様式の構造物への適用を実験的、解析的に吟味する予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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