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2006 Fiscal Year Annual Research Report

特定の培養液によりCYP3A4mRNAが30倍増加する機構の解明

Research Project

Project/Area Number 17659042
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

千葉 寛  千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (40159033)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 カオル  千葉大学, 大学院薬学研究院, 助教授 (30255864)
Keywordsスフェロイド培養 / CYP3A4 / PXR / rifampicin / HNF4α / CAR
Research Abstract

スミロンセルタイトスフエロイドを用いてFLC4-BIOS-1細胞のスフェロイド培養をおこなうことによりCYP3A4 mRNA発現量およびその遺伝子発現に関与する肝転写因子のmRNA発現量に与える影響を検討した。その結果、スフェロイド培養を開始して7日目に回収したFLC4-BIOS-1細胞におけるCYP3A4のm RNAは、平面培養3日目における細胞と比較して明らかに高い発現量を示し、培養7日目におけるFLC4-BIOS-1細胞にrifampicinを曝露することによって、CYP3A4 mRNAの発現量はDMSOを曝露したときと比較して11500倍の高値を示すことが明らかとなった。一方、平面培養における細胞ではrifampicin曝露とDMSO曝露との間でCYP3A4 mRNAの発現に差は見られなかった。CYP3A4の発現に関わる転写因子及び核内受容体については、スフェロイド培養の7日目におけるFLC4-BIOS-1細胞では、平面培養3日目の細胞に対して、HNF4αは38倍、PXRは31倍高いmRNA発現量を示し、CARのmRNAはスフェロイド培養下における細胞でのみ発現が見られた。以上の結果より、スミロンセルタイトスフェロイドを用いて7日間FLC4-BIOS-1細胞をスフェロイド培養することで、CYP3A4mRNAが発現し、さらにrifampicinを曝露することによってCYP3A4mRNAが著しい高発現を示すことが明らかとなった。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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