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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ガレクチン9抗体を利用した多発性硬化症モデル動物におけるアレルギー反応機序の解析

Research Project

Project/Area Number 17659119
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

松井 真  金沢医科大学, 医学部, 教授 (10199739)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山内 清明  香川大学, 医学部, 客員教授 (00291427)
Keywords実験的アレルギー性脳脊髄炎 / ミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋白 / ガレクチン9 / C57BL / 6マウス / フローサイトメトリー / トランスジェニックマウス
Research Abstract

実験的アレルギー性脳脊髄炎(EAE)はオスおよびメスのC57BL/6マウスを購入し、ミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋白(MOG)のペプチドを用い、完全フロインドアジュバントとともに皮下に接種して作製した。マウスは12日後から後肢麻痺を呈した。従来の常識とは異なり、メスのみならずオスも同等の高いEAEの発症率を示した。
EAE症状の急性期にマウスをsacrificeし、脳組織固定および凍結切片を作製して病理学的解析に供せるよう保存した。また、脾細胞を得て、Th1/Th2バランス、樹状細胞などの表面抗原解析をフローサイトメトリーで行った。これらの測定系が安定するまで、抗体の量や組み合わせを様々に試みた。さらに、可溶性のサイトカイン・ケモカインといった免疫効果物質は、少々のマウス血清でも多種類を効率よく測定できる事が判明した。
C57BL/6マウスで確立されたEAEについて、ガレクチン9を投与すると明らかに症状の軽症化が明らかとなった。この軽症化がどのような免疫学的動態の修飾を経て得られたものなのかを、実験動物数を増やして病理学的および免疫学的な解析を行っている。同じような効果がガレクチン9トランスジェニックマウスで得られるか、現在系を安定させて解析中である。これらの結果は、平成20年度までにまとまった形で公表する予定である。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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