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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ミトコンドリアエネルギー代謝抑制によるヒト臍帯血幹細胞より肝細胞への分化促進

Research Project

Project/Area Number 17659215
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

汐田 剛史  鳥取大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70263457)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 但馬 史人  鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (60335528)
Keywords幹細胞 / 肝細胞 / 分化誘導 / ミトコンドリアエネルギー代謝 / ジヒドロリポアミド・サクシニル転移酵素 / 活性酸素 / siRNA
Research Abstract

臍帯血幹細胞より肝細胞への分化転換の報告はあるが、臨床応用へは分化転換効率が低い点を克服する必要がある。ミトコンドリアのエネルギー産生抑制やミトコンドリアDNA除去により、神経前駆細胞より神経細胞への分化が報告されている。すなわち、活性酸素の発生が分化を抑制すると推測される。そこで、活性酸素の発生を抑制すべく、ミトコンドリアでのエネルギー代謝抑制を試みた。臍帯血間葉系幹細胞にhuman telomerase reverse transcriptase(hTERT)を導入し、寿命延長したUCBTERT細胞により検討を行った。
ミトニンドリアのTCA回路のアルファーケトグルタール酸脱水素酵素複合体(KGDHC)の構成酵素であるジヒドロリポアミド・サクシニル転移酵素(DLST)に着目し、siRNAを用いて発現を抑制することを試みている。
具体的には、DLSTのsiRNAを3種類作成した。コントロールのsiRNAも作成した。これらのsiRNAをUCBTERTヘリポフェクション法により導入し、導入後48時間までのDLST mRNA発現量をリアルタイムRT-PCR法により検討した。その結果、3種類のうちの1種類のsiRNAで良好なDLSTの抑制効果を得ることができ、今後このsiRNAを実験に使用する予定である
われわれの予備検討では、UCBTERTをHGF、bFGF、OSM存在下で培養すると3週間後には、血清のみの培養細胞に比較し、アルブミン発現量、PAS染色陽性細胞、尿素合成能が高度であることを見出している。そこで、UCBTERTをHGF、bFGF、OSM存在下で培養し、DLSTのsiRNAを1週間おきにトランスフェクションし、3週間後培養することを行っている。これにより、肝細胞への分化が促進されるか否かを検討する予定です。さらに、活性酸素の産生量についても検討を加える予定です。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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