2005 Fiscal Year Annual Research Report
新規糸球体特異的糖質ステロイド受容体コファクターの同定と機能解析
Project/Area Number |
17659253
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
山本 格 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30092737)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢尾板 永信 新潟大学, 医歯学系, 助教授 (00157950)
吉田 豊 新潟大学, 医歯学系, 講師 (40182795)
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Keywords | 腎臓 / 糸球体 / ステロイド / 受容体 / 蛋白尿 / ネフローゼ症候群 / コファクター / 糸球体疾患 |
Research Abstract |
1)糖質ステロイド受容体抗体:核内受容体48種類に対する抗体を作製するプロジェクトで得られた糖質ステロイド受容体と反応する抗体(H8031、ペルセウスプロテオミクス社製)を使用した免疫組織化学法で糸球体上皮細胞にその受容体があることを見出した。 2)培養系で単離糸球体に糖質ステロイドを作用させると培養に伴なって減少するnephrin、podocin、synaptopodinなどの糸球体上皮細胞特異的遺伝子発現が糖質ステロイド添加で明らかに抑制された。 3)糸球体の細胞質分画と核分画を得て、可溶化タンパク質を得、糖質ステロイド受容体抗体を結合したProtein G-agaroseで可溶化タンパク質の免疫沈降法を行い、免疫沈降物のSDS一次元電気泳動を行い、ナイロン膜に転写後、糖質ステロイド受容体抗体を用いたWestern blot法を行なった。その結果、糖質ステロイド受容体バンド(〜90kDa)の他に数本のバンドが検出された。 4)現在、そのバンドを質量分析器(MALDI-TOFやLC-MS/MS)を用いて同定することを行っている。
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