2005 Fiscal Year Annual Research Report
低酸素細胞増感剤を応用した新抗癌剤デリバリーシステムを用いた化学放射線療法の開発
Project/Area Number |
17659361
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高井 良尋 東北大学, 医学部保健学科, 教授 (50107653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 幸司 東北大学, 先進医工学研究機構, 教授 (80375203)
仲田 栄子 東北大学, 先進医工学研究機構, 助手 (60375201)
古本 祥三 東北大学, 先進医工学研究機構, 助手 (00375198)
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Keywords | 低酸素細胞増感剤 / 放射線化学療法 / PET診断 / 低酸素細胞増感剤-抗癌剤リンク薬剤 / 放射線治療 |
Research Abstract |
これまでの研究で、PETによる低酸素細胞画像化新薬剤[18F]FRP-170の合成に成功し臨床応用を開始しており、臨床的に低酸素細胞が多いことによる治療抵抗性悪性腫瘍をあらかじめ予測する事が可能となっている。今年度は、低酸素細胞増感剤と抗癌剤を結合させた新化学放射線療法用リンク薬剤の、主にリンク部分の化学構造に関しての研究を行った。その結果、エステル結合を持つものでは容易に代謝され切断されるため、ドラッグデリバリシステムとしては不十分であるが、アミド結合にすることによって、容易には代謝されず、低酸素環境下で、有効に切断が起こることが解った。この知見を元に、FRP-170と5FUのリンク薬剤の具体的なドラッグデザインを数種類完成させた。 なおPET薬剤として開発された、[18F]FRP-170は「新放射化合物[^<18>F]FRP-170(ニトロイミダゾール誘導体)」として「米国特許:US6,743,925B1」(筆頭発明者:高井良尋)を取得している。
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Research Products
(5 results)