2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17659373
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
中里 龍彦 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (10207748)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江原 茂 岩手医科大学, 医学部, 教授 (50125506)
水川 敦裕 岩手医科大学, 医学部, 助手 (90364356)
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Keywords | 高磁場MRI / メニエール病 |
Research Abstract |
正常volunteerにおける撮像条件の設定 (1)3-Tesla MRI設置(GE, SIGNA Excite)による内耳微細構造の描出のため、試作されたdual surface coilを用いて至適撮像条件の検討を行った。 (2)撮像パルス系列は3D-FSEとしてFOV 10cmから15cm、TR2000-3000/TE 26.194,499,スライス厚0.8-1.0mmと変化させて蝸牛中心に撮像した。また2D-FSEにより周波数方向マトリックス1024を利用し、これらのSNRやコントラストを評価した。 (3)以上の結果、蝸牛内部の同定には2D-FSEによる1024マトリックスは20分以内の撮像では充分なSNRは得られず、FOV 13cm, TR3000/TE499によるheavily T2強調画像が良好と考えられた。なお、phase correctやflow compensation, zero interpolationによる補正、補間を行うことで安定した画像が得られるに至った。 正常volunteerによる内耳MRIの撮像 (1)現在まで正常volunteer5名両耳に上記の撮像条件で内耳の描出を行った。全列でCSFのflowによるアーチファクトや空気/水磁化率の違いによるアーチファクトが少ない画像が得られた。 (2)蝸牛内部では基底板とともにReissner's membraneと考える斜めの薄い線状構造が観察され特に基底回転で明瞭であった。これにより中央階の形態が把握可能で面積など画像解析中である。
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