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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ナノバブルによる血中ドラッグデリバリーを利用する新しい癌治療技術の研究

Research Project

Project/Area Number 17659380
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

吉岡 修哉  東北大学, 流体科学研究所, 助手 (80375146)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小玉 哲也  東北大学, 先進医工学研究機構, 助教授 (40271986)
小濱 泰昭  東北大学, 流体科学研究所, 教授 (60006202)
加藤 琢真  東北大学, 流体科学研究所, 講師 (60292231)
古川 剛  東北大学, 流体科学研究所, COEフェロー (00375148)
Keywordsナノバブル / シラス・ポーラス・ガラス膜 / 界面活性剤
Research Abstract

平成17年度は主として、(1)ナノバブル発生条件の検討と、発生したバブルの水中滞留時間をより長くするための検討および、(2)効率的なバブル発生を行うことができるバブル発生装置の開発・製作を行った。それぞれの実績を以下に示す。
(1)ナノバブル発生のために必要な界面活性剤を数種類検討した。その結果、人体に無害な界面活性剤を用いても、ナノバブルを発生させることができることがわかった。これにより、医療への応用可能性が高まった。ただし、バブル径の均一性や、滞留時間がまだ足りないなどの問題が今後の課題として残る。これを解決するためには、空気圧、流速、界面活性剤濃度などのバブル発生条件をより細かく変更した実験を繰り返す必要がある。
(2)上記示したとおり、次年度以降はより多くの実験を繰り返す必要がある。そこで、東北大学流体科学研究所・日向灘研究施設にナノテクノロジー実験室を設け、ここに新しいバブル発生装置を設置した。これは、これまでのバブル発生装置の製作で得られたノウハウを用い、配管取り回しやエアボンベ、ポンプの位置を変更し、より効率的にバブルを発生できる装置である。この装置を用いることで、次年度以降の実験をより効率的に行うことができる。
上記の他、ナノバブル発生条件に関する実験結果をまとめて、論文として公表する準備や、ナノバブル生成に必要なシラス・ポーラス・ガラス膜を開発した宮崎県工業技術センターとの研究打ち合わせを行った。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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