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2006 Fiscal Year Annual Research Report

腰椎脊柱管狭窄症に対する遺伝子治療の開発

Research Project

Project/Area Number 17659464
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

金森 昌彦  富山大学, 医学薬学研究部, 助教授 (20204547)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安田 剛敏  富山大学, 附属病院, 助手 (20377302)
野上 重治  富山大学, 附属病院, 助手 (40377304)
Keywords腰部脊柱管狭窄症 / アデノウイルスベクター / 腰椎椎弓切除 / 歩行解析 / 遺伝子導入 / 保存療法
Research Abstract

昨年度、C3Hマウスを用いてL5-L6腰椎椎弓切除を行い、腰部脊柱管狭窄症のマウスモデルの作成方法を確立した。今年度は、このモデルマウスを用いて、新規に購入した接触型レーザー血流型オメガフローを用いて脊髄の血流量測定を行った。まずマウスの椎弓切除を行い、直径0.25mmの薄型プローブを用いて、露出された脊髄の血流量、血液速度、血液量の測定を行った。安定した測定値を得るために独自のアイデアで作成した血流量測定のための固定装置を作成した。その結果、露出された脊髄では、全く圧迫のない状態で平均組織血流量が30-40ml/min/100g、平均血液速度は2.00-2.25kHz、平均組織血液量は550-600 relative volumeであることが解った。また脊柱管狭窄モデルにより脊髄圧迫状態を作成すると血流量、血液速度はほとんど測定できなくなり、明らかな虚血性変化を認めた。この場合にはマウスの脊髄麻痺は明瞭になり、後肢の運動麻痺が生じた。
これまではマウスの脊髄の直径が約1mmしかないためその血流量や血液速度を測ることが困難であったが、このプローブと器械を用いることにより、マウスの脊髄血流の安定した測定結果が得られるようになった。次年度はこれまでに作成したCre/loxP系アデノウイルスベクターを用いて、モデルマウスにおける脊髄の血流量、血液速度、血液量の測定を行う予定にしている。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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