2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17659468
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
土井田 稔 神戸大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (60237170)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 康太郎 神戸大学, 大学院医学系研究科, 助手 (00379372)
下村 隆敏 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (50403267)
|
Keywords | 椎間板変性 / 遺伝子治療 / RNA干渉 / 超音波 / 再生医療 / 蛋白分解酵素 |
Research Abstract |
研究1:Reporter遺伝子(in vitro in vivo)を用いた研究 SDラット尾椎椎間板から髄核を採取し、酵素処理によって細胞を分離、培養した。標識遺伝子としてGFPあるいはLuciferase(蛍&海シイタケ)を用い、培養細胞に上記の標識遺伝子をコードするplasmidを導入した。同時に、標識遺伝子をブロックするためのsiRNAそのものあるいは同じsiRNAをコードするplasmidを同様の方法で導入した。Negative controlにはsiRNA/siRNA plasmidともに導入しなかった。48時間後、標識遺伝子の発現が特異的にdown regulateされたことが確認できた。長期間の調査では、約8週間にわたって、RNA干渉の効果が続くことが確認できた。さらに、ラット尾椎椎間板にマイクロシリンジを用いてmicro-bubbleと標識遺伝子をコードするnaked plasmidの混合液を注入した。その後超音波を照射することで遺伝子を導入した。標識遺伝子としてはGFPあるいはLuciferaseを用いた。次に標識遺伝子をブロックするためのsiRNAをコードするplasmidを、同様の方法で先述のplasmidとともに椎間板へin-vivo導入し、標識遺伝子の発現がdown regulateされることを確認した。 研究2:治療遺伝子を用いた研究 前年度の研究成果を踏まえて、椎間板変性を促進する上で重要な役割を演じていると考えられる蛋白分解酵素(MMP-3)の発現がsiRNA plasmidの導入により抑制されるか否か研究した。SDラット尾椎椎間板の培養細胞に蛋白分解酵素(MMP-3)遺伝子をブロックするために同じsiRNAをコードするplasmidを導入した。1週間後、内在性MMP-3遺伝子の発現が特異的にdown regulateされたことが確認できた。
|
Research Products
(3 results)