2007 Fiscal Year Annual Research Report
新規Znフィンガープロテインの機能解析による軟骨発生・分化のメカニズムの解明
Project/Area Number |
17659480
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Research Institution | National Research Institute for Child Health and Development |
Principal Investigator |
浅原 弘嗣 National Research Institute for Child Health and Development, 移植・外科研究部, 部長 (70294460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
味八木 茂 国立成育医療センター(研究所), 移植・外科研究部, 共同研究員 (10392490)
橋本 徳 国立成育医療センター(研究所), 移植・外科研究部, 共同研究員 (80392489)
工藤 寛枝 国立成育医療センター(研究所), 移植・外科研究部, 共同研究員 (20425713)
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Keywords | 再生医療 / 発生・分化 / 転写因子 / クロマチン / 遺伝子発現 |
Research Abstract |
前年度までに我々は、前駆軟骨細胞株ATDC5を用いたDNAマイクロアレイによる解析と、マウス胚における網羅的なホールマウントin situハイブリダイゼーションにより、軟骨組織の分化に関わる転写因子、転写コファクターの同定を行ってきた。その中で、四肢、肝臓に強く発現する新規のZinc fingerモチーフを持った転写制御因子の可能性がある遺伝子を同定した。平成19年度は、これら四肢発生時に特異的に発現する新たなZinc finger遺伝子を3遺伝子(Zfp35、Zfp775、Zfp398)のうち、Zfp398遺伝子について、米国baygenomics社より、ジーントラップES細胞株を購入し、そのES細胞株を用いてマイクロインジェクション法によってキメラマウスを作製した。さらに、ジーントラップマウスを取得するべく、マウスの交配を行いジャームラインにも載っていることを確認した。本研究の目標の一つであった、ZFP遺伝子についてのジーントラップマウスを取得することに成功したことで、今後、これらの遺伝子の発現パターンをLacZ染色により確認し、さらに四肢発生を中心にフェノタイプを解析していく。本研究を継続、発展することによって、この遺伝子の発生における役割を明らかにし、骨関節疾患などの診断、治療に役立てることを期待する。
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Research Products
(10 results)