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2006 Fiscal Year Annual Research Report

血管内皮前駆細胞移植による脳毛細血管再生と遺伝子治療への応用

Research Project

Project/Area Number 17659490
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

伊藤 弘晃  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (20336697)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 祖父江 和哉  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (90264738)
竹内 昭憲  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教授 (50254305)
浅井 清文  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (70212462)
Keywords再生医学 / 遺伝子 / 脳 / 内皮細胞 / 血液脳関門
Research Abstract

頭部外傷や脳血管障害による血液脳関門破綻や神経細胞障害に対する有効な治療法はいまだ確立されていない。本研究は、内皮細胞前駆細胞(endotherl progenitor cell ; EPC)を使用し、破綻した脳血管の再生を試みようとするものである。さらには、内皮細胞として定着するEPCに神経栄養因子遺伝子を導入しておくことにより、損傷した神経細胞への遺伝子治療を目指した。
平成18年度の成果を以下に示す。
(1)内皮細胞前駆細胞の単離
EPCのマーカーであるCD34を指標として、抗CD34抗体を吸着させたマグネットビーズを使用し、抗原抗体反応を利用して単離を試みた。同方法により、マウスの血液からEPCを分離したところ、CD34陽性であることを確認できた。
(2)内皮細胞前駆細胞の脳毛細血管内皮細胞への分化
単離したEPCを脳内環境におくことで、脳毛細血管内皮細胞へ分化するかどうかを調査した。アストロサイト培養上清あるいは脳のホモジネートをEPC培養液中に添加したところ、Hlk-1/KDRやTie-2/Tek、GLUT-1などの脳毛細血管内皮細胞のマーカーが発現していることが、予備的な実験で確認できた。今後、さらなる検討を行う必要がある。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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