2005 Fiscal Year Annual Research Report
ラット嗅板細胞を用いたGnRHパルス分泌におけるcAMPの役割に関する研究
Project/Area Number |
17659519
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
榊原 秀也 横浜市立大学, 医学部, 準教授 (60235140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平原 史樹 横浜市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (30201734)
舩橋 利也 横浜市立大学, 医学部, 準教授 (70229102)
吉田 浩 横浜市立大学, 医学部, 助手 (50405007)
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Keywords | 神経内分泌学 / GnRHパルス / cAMP |
Research Abstract |
1)GnRHプロモーター作動性Adenovirus Vectorの作成、精製、力価測定 ラットGnRHプロモーターおよびPDE4D1 cDNAを発現させるアデノウイルスをClontec社のAdenoX Expression Systemを用いて作成し、精製後にHEK293細胞に段階希釈したウイルスを感染させて力価を測定した。コントロールとしてCNG A2 specific siRNAを発現させるアデノウイルスを同様に作成して用いた。 2)GnRH神経細胞における導入遺伝子の特異的発現の検討 作成したアデノウイルスの特異的発現を検討するために、まずGnRH分泌培養細胞であるGT1細胞に感染させ、PDE4D1およびCNG A2 specific siRNAの発現をPCR, Western blot,免疫染色で確認した。 3)蛍光カルシウム試薬によるCalucium Oscillationの観察 アデノウイルスに感染させたGT1細胞に蛍光カルシウムインジケーターであるFura2を用いてCalucium Oscillationを観察したところ、導入した遺伝子の作用によりCalucium Oscillationの減少が認められた。 4)GnRHパルスの観察 アデノウイルスに感染させたGT1細胞のGnRHパルスを還流実験により測定した。細胞外還流液を4分から6分間隔で採取してGnRHをEIA法により測定したところ、導入した遺伝子の作用によりパルス間隔の延長が認められた。
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