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2005 Fiscal Year Annual Research Report

胎便性腹膜炎における胎便のマクロファージ活性化と炎症反応誘導に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17659554
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

金森 豊  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20221187)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉山 正彦  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00270877)
朝長 哲弥  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90217555)
Keywords胎便性腹膜炎 / マクロファージ / 腹膜炎 / 炎症性サイトカイン
Research Abstract

胎便性腹膜炎の実験モデル作成のために、胎生18-19日のICRマウスの胎児を帝王切開にて娩出し、小腸・大腸を切除した後腸内溶液を生理食塩水で洗浄して無菌的に採取した。これを成獣ICRマウスの腹腔内に移植したが、腹膜炎を誘導することはできなかった。同時に無菌的に採取した人胎便10mlをICRマウスの腹腔内に移植する実験をおこなったがやはり腹膜炎を誘導することはできなかった。胎便性腹膜炎の成立機序を考えると腹腔内に漏れるのは胎便と羊水であると考えられることと、腸管はかなりの長さにわたって壊死ををおこしていることが多いので、これらの条件に合うようなモデルを作成する必要があると考えられた。
そこで、次に胎児の腹腔内臓器として肝臓、胃、腸管、を切除しこれを移植する実験をおこなった。しかし単純に移植する実験では移植臓器は壊死に陥ることなく腹腔内に生着するような形で存在し、炎症や腹水貯留状態を誘導することはできなかった。
これまでのところ単純な胎児臓器の腹腔内移植では胎便性腹膜炎のモデル作成はできないことが明らかとなった。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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