2005 Fiscal Year Annual Research Report
fMRIを用いた口腔内ストレスによる脳賦活部位の同定
Project/Area Number |
17659590
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
村上 秀明 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (00263301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中谷 温紀 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50362679)
中井 敏晴 独立行政法人産業技術総合研究所, バイオメディカルイメージング, グループリーダー (30344170)
松尾 香弥子 国立長寿医療センター, 研究所・長寿医療工学研究部, 流動研究員 (70399509)
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Keywords | fMRI / 脳機能画像 / ストレス / 口腔内ストレッサー |
Research Abstract |
ストレス症状を有する人数は増加の一途をたどっているが、そのストレスの原因(ストレッサー)が口腔由来であることも少なくない。口腔内ストレッサーとして、歯や歯肉の疼痛が主であるが、その他に咬合高径やコンタクトの不良、粘膜面の被覆や矯正治療までもがその要因として挙げられている。本研究では、これら口腔内ストレッサーのうち咬合高径とコンタクトの不良に焦点を当て、これらの口腔内ストレス下における脳賦活領域をfMRIの手法を用いて同定し口腔内ストレスを客観的に解析・評価しようとするものである。 fMRIでは、負荷(本研究では口腔内へのストレス)有りの状態と負荷無しの状態の2相を、30秒程度で10回20相程度行うこととした。また、MRIの特性上、金属物の使用は避けたかった。そこで、上顎中切歯の歯面に遠隔操作で重さ負荷を秒単位でコントロールできる装置を作成した。研究組織のメンバーにおいて、上記の口腔内ストレッサー付与装置を作動させながらfMRI撮像を行い、fMRIデータの解析とともに、装置を評価した。口腔内ストレッサー付与装置には、遠隔操作とこれを制御する高性能モータとワークステーションが必要であるため、設備備品費で購入した。口腔内ストレッサー付与装置以外の主要装置は、超高磁場型のMRスキャナおよびfMRIデータ解析装置であるが、これらは大阪大学および産業技術総合研究所に設置されているため自由にアクセス可能であった。 現時点では、口腔内ストレッサーによる刺激では、扁桃付近に賦活領域を認めているが、さらなる検討が必要と考えている。
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Research Products
(4 results)