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2006 Fiscal Year Annual Research Report

「声」の分析を用いて行う,嚥下障害の診断および嚥下訓練への試算について

Research Project

Project/Area Number 17659605
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

谷口 尚  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (90171850)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 隅田 由香 (岩倉 由香)  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (10361693)
Keywords音声 / 音響分析 / 嚥下障害
Research Abstract

腫瘍などによる外科手術を施行した下顎欠損患者および舌欠損患者は,嚥下障害を伴うことが多い.また,嚥下障害はこれら術後の患者のみならず,超高齢化社会の現代には増加している症例でもある.しかし,術後直後を含み体力的にも衰えている患者らに簡便で,安全な嚥下リスクスクリーニング法の確立はなされていない.
本研究では,嚥下リスクを発声評価を行うことで明らかにする評価法の確立を目指した.
下顎欠損患者23名を本研究の対象患者とした.
まず,嚥下機能に関わるアンケートを行った.用いた嚥下アンケートは藤本らによって提唱されているアンケートである.藤本らは大雑把な評価を行うMTMスコアと詳細版スコアを用いるが,本研究では詳細版を用いてスコアの抽出を行った.
異常音声の抽出の為のパラメータには,昨年度の結果より,臨床応用に可能で最適なパラメータとして抽出されたNoise to Harmonic Ratioを用いた.
嚥下評価として用いた嚥下スコアと嚥下機能と発声機能との間には,Spearmanの順位相関係数にて0.89であり,P値は0.011であった
解剖学的に診て,嚥下と発声は共に喉頭が関わっており,そこから,嚥下評価と声の雑音成分の評価であるNHRに相関が見られたものと考えられる.
アンケートによる摂食・嚥下評価と発声評価に相関が認められたことにより,摂食・嚥下評価に発声評価を用いることの出来る可能性が明らかとなった.

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Book (1 results)

  • [Book] 顎顔面補綴の臨床 咀嚼・嚥下・発音の機能回復のために2006

    • Author(s)
      編集:大山喬史, 谷口尚
    • Total Pages
      183
    • Publisher
      医学情報社

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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