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2005 Fiscal Year Annual Research Report

インプラント周囲炎に対する周囲骨再生療法の開発

Research Project

Project/Area Number 17659611
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

市川 哲雄  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90193432)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 友竹 偉則  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (70263853)
渡邊 恵  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40380050)
Keywordsインプラント周囲炎 / 細菌感染 / 無毒化 / 青紫レーザー / 光触媒 / 接触角 / メチレンブルー / 接触性
Research Abstract

本研究は,特に細菌感染によるインプラント周囲炎に焦点を絞り,インプラント体の撤去を行うことなくチェアサイドでの処置によってオッセオインテグレーションを再獲得させる治療法を開発することを目的としている.
そのためには,まず,汚染されたインプラントの表面を,他の組織を損傷することなく洗浄,殺菌することが重要である.そのために本研究では,青紫レーザーの利用というアイデアを考案した.青紫レーザーは日亜化学(徳島県)が世界に先駆けて開発したもので410nmという可視光では最も短い波長の半導体レーザーである.このレーザーを使ってのレーザー殺菌とインプラントの母体であるチタン表面での光触媒効果を期待するというものである.
今年度は,基礎的な研究として,青紫レーザーをチタンに照射したときの効果を,接触角,メチレンブルー試験(光触媒効果),黄色ブドウ球菌の接着性(抗菌性)試験の3つから評価した.チタン面は#800の耐水紙で研磨したものをコントロールとし,酸化チタン水溶液処理,過酸化水素水処理,オートクレーブ処理,窒化処理の4つの種類について検討した.照射光のPositive controlとして,紫外線を用いた.
その結果,紫外線と青紫レーザーの効果は比例しなかった.また,殺菌洗浄効果は,オートクレーブ処理をしたものが,接触角が小さくなり,メチレンブルーを酸化させ,細菌の接着性が高かった.このデータを元に,次年度は,in vivoで効果と有害性の検討を行う予定である.

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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