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2005 Fiscal Year Annual Research Report

マイクロアレイ・プロテオーム解析に基づく口腔粘膜疾患関連因子の検索

Research Project

Project/Area Number 17659628
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

丹沢 秀樹  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50236775)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鵜澤 一弘  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (30302558)
小野 可苗  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (60344983)
上杉 尚子  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (30375638)
Keywordsマイクロアレイ / プロテオーム解析 / 口腔粘膜疾患
Research Abstract

口腔粘膜疾患(白板症、紅板症、癌等)における生体内の現象をヒト全遺伝子搭載DNAチップAffymetrix社製GeneChipを用いて、多くの遣伝子の発現状態を基に調べた。さらに、蛍光色素であるCy2、Cy3、Cy5を用いた多色素標識2次元電気泳動(2D-DIGE)・MALDI-TOF-MS質暈解析を行い、各粘膜疾患関連タンパクを網羅的に調べた。これらの同定されたタンパクの確認のために、で遺伝子発現パターンを調べ、さらに、プライマーを作製してreal time PCRで発現量を解析して、RNAレベルとタンパクレベルの発現状態の比較を行った。さらに、抗体のあるタンパクはwestern Blottingと免疫組織染色を行った。これらの確認作業の結果、Immunoglobulin heavy constant mu(IGHM), Spondin 1(SPON1), Pyruvate kinase muscle type 2(PKM2), Immunoglobulin kappa chain constant region(IGKG), P4HB, CALR, Capping protein muscle Z-line beta(CAPZB), RALBP1, Serpins(特に、SERPINF1)などのタンパク、mRNAの発現状態は、正常粘膜組織に比較して扁平上皮癌において有意に増強しており、分子腫瘍マーカーとして使用できることが示唆された。また、これらの因子は前癌病変である白板症、紅板症においても、正常組織における発現量よりも有意に増加しており、発癌マーカーとして期待できることが明らかになった。さらに、
今後、これらの結果と臨床指標との比較を行い、各因子の機能を推測するとともに、臨床的応用の可能性を検討する予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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