2005 Fiscal Year Annual Research Report
臨床看護実践に伴うリフレクションの構造とリフレクションを活用した教育方法の開発
Project/Area Number |
17659669
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
青木 由美恵 浜松医科大学, 医学部, 講師 (60347250)
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Keywords | リフレクション / 看護実践 / 教育方法 / 中堅看護師 |
Research Abstract |
看護師を研究参加者とし、参加者の自由記述と面接の内容をデータとして起こし、分析を開始した。また、平成18年度の看護教育研究者への面接調査の準備を進めている。 1.豊富な看護実践経験をもつ中堅看護師6名と共に、各看護師が看護実践において経験した出来事について、以下のGibbsの(1)〜(6)リフレクティブ・サイクルに基づきどのようなリフレクションを行ったかに焦点をあてたリフレクションの過程の振り返りの自由記述と40分程度の半構成的面接法により調査を実施した。 1)Gibbsのリフレクティブ・サイクル (1)その出来事に関する自らの問題と患者の課題について(Description) (2)その出来事について自分の感情や意思決定について(Feelings) (3)その状況で何が良く、何が悪かったのかなど実践と出来事の評価について(Evaluation) (4)その時とった行動の根拠や関連する理論について(Analysis) (5)どのようにしたらその状況を改善できるか、この出来事から何を学んだかについて(Conclusion) (6)今後似たような状況が起こった場合どのように行動するかについて(Action Plan) 2.自由記述と面接調査内容をデータとし、面接結果は逐語記録に起こして上記の内容を念頭に質的記述的に分析を開始した。 3.英国シェフィールド大学看護学部の看護教育研究者へ平成18年度以降の面接調査への研究参加依頼をすすめている。事前調査のインタビュー内容についてまとめ、研究会議にて発表し、他の研究者からとのディスカッションから、今後の研究の方向性の示唆を得た。
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