Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮城島 恭子 浜松医科大学, 医学部, 講師 (60345832)
河合 洋子 順心看護医療大学, 教授 (10249344)
鈴木 恵理子 聖隷クリストフアー大学, 看護学部, 教授 (20249246)
岡田 周一 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (90345827)
坪見 利香 浜松医科大学, 医学部, 助教 (40452180)
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Research Abstract |
1.17年度に調査した面接調査,および18年度に開催した研修会の結果について学会発表した。 1)高橋佐智子,大見サキエ他:がんの子どもの母親が地元校に行った情報伝達と地元校から受けた教育支援,第17回日本小児看護学会,2007.7.(長野)。(情報が多いほど学校からうける支援は多いことが明らかとなった) 2)河合洋子,大見サキエ他:A病院におけるがんの子どもに対する病棟看護師の教育支援の実態,第17回日本小児看護学会,2007.7.(長野)。(看護師は積極的な教育支援の意識は低い傾向が明らかとなった) 3)大見サキエ他:地域に根ざしたがんの子どもの教育支援システムの構築のために-養護教諭対象の研修会を開催して(第1報)-,第5回日本小児がん看護研究会,2007.12.(仙台)。 4)大見サキエ他:地域に根ざしたがんの子どもの教育支援システムの構築のために-小学校教員対象の研修会を開催して(第2報)-,第5回日本小児がん看護研究会,2007.12.(仙台)。 5)大見サキエ他:がんの子どもと関わった学校教員の経験-M市における医療者との連携の検討-,第27回日本看護科学学会,2007.12.(東京)(養護教諭,担任,院内学校教員は医療者との連携を望んでいた) 2.A地区における研修会実施 平成19年8月8日:小学校、中学校教頭や校長対象参加者24名 3.B地区における研修会実施 1)平成19年7月30日:養護教諭対象参加者24名 2)平成19年8月8日:養護教諭対象参加者25名 3)平成19年11月21日:小学校、中学校教員(コーディネーター)参加者43名 いずれの研修会における前後の質問紙調査の結果では,がんの子どもに対する理解が促進され,医療者との連携の必要性が理解されており,研修会の有効性が確認され,今後も継続していく必要性が示唆された。 4.B地区における子どもの退院前に,子ども,家族を含めた医療者,地元学校教員,院内学級教員など合同会議を7事例実施した。その結果,それぞれに退院後の学校での受け入れ態勢も整備され,復学への不安を軽減することができ合同会議は有効であった。今後事例の分析を通して今後の課題を明確にする予定である。 本研究に於いて連携のためのモデル案を提示するまでには至らなかったが,地域の教員との連携の糸口を見出すことができたと考える。
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