2006 Fiscal Year Annual Research Report
小児病棟における看護師と病棟保育士との協働と連携の実態
Project/Area Number |
17659704
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
江本 リナ 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (80279728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筒井 真優美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50236915)
飯村 直子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (80277889)
西田 志穂 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (60409802)
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Keywords | 小児看護 / 連携 / チーム医療 / 病棟保育士 |
Research Abstract |
本研究は、小児病棟における看護師と病棟保育士との協働と連携について、その実態を明らかにすることを目的としている。 平成17年度に行った文献検討によると、1)病院施設での保育士の雇用形態が様々であること、2)保育士の業務規定がないこと、3)保育士と看護師が行っているケアに重複はあるものの、独自業務は不明確であること、4)保育士が看護師と協働してケアをする上で困難に思っていることは多いが、効果的な解決に至っていないことなどが明らかにされた。 これらの結果を基に、今年度は保育士が抱える連携の困難さを明らかにするため、インタビュー方法を用いた調査を開始した。調査にあたり、病棟で戸惑うこと、保育士としての専門性が発揮出来ていると感じているかどうか、保育士が期待する看護師との協働のあり方などに焦点を当てたインタビユーガイドを作成した。そしてインタビューガイドを用い、関東にある病院の小児病棟に配属されている保育士を研究参加者とし、調査を開始した。 インタビューより、1)病棟や看護師が求める保育と保育士が求める保育や遊びにずれがあること、2)子どものケアに対する看護師の視点と保育士の視点にずれがあること、3)疾病をもつ子どものケアをする上で、保育士は看護師から知識や情報を得たいと考えていること、4)保育士から看護師へ伝えたい内容があるものの、共有できないでいること、5)保育士の専門性が十分に発揮されていない可能性があることなどが見えてきた。 現在、インタビュー結果の分析段階である。次年度に結果をまとめ、研究成果を公表していく予定である。
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