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2005 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の持久系運動愛好者のQOLに関する質的研究

Research Project

Project/Area Number 17659710
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

村久保 雅孝  佐賀大学, 医学部, 助教授 (20241151)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北村 奈美  佐賀大学, 医学部, 助手 (10807407)
Keywords適応的高齢者 / QOL / 持久系運動 / トライアスロン / マラソン / 質的研究 / ナラティブインタビュー / ライフヒストリーインタビュー
Research Abstract

本研究初年度の本年度は、研究実施計画に基づき、トライアスロンを楽しむ高齢アスリート7名に直接面談し、そのうち4名は了解の上、録音した上で逐語記録に残した。この内訳は、82歳男性、74歳男性、64歳男性、61歳女性である。他方、録音できなかった68歳男性、66歳女性、65歳女性の3名については、次年度の面談もしくは面談内容について使用することの了解を得た。また高齢者の持久系運動の指導に当たっている研究者との面談からは、指導から得た知見や高齢者に見られる傾向などの教示を得た。さらに、次年度の研究協力者として70代のマラソンランナーや、10代から70代までを広く指導するトライアスロンコーチの面談計画ができた。また、サクセスフル・エイジングの研究者へ専門知識の提供を受けるも準備が整いつつある。
初年度の面談とその逐語記録による検討からは、次のような観点が見出された。
・自己への関心が高く、厳しさとおおらかさが同居している。
・興味関心の幅が広く、特にヒトとのかかわりを重視し、交友関係も広い。
・競技志向ではなく、競技を楽しんでいる。
・思い立ったらすぐに始める身軽さを心身ともに持っている。
・競技以外にも積極的である。
・癌などの大きい病気を患った経験がある(しばしば運動へのきっかけとなっている)。
・青壮年期に同様の競技に取り組んだ経験はない。
・経済的余裕がない中でやりくりしながら競技を楽しんでいる。
・何かを始めようというときに始められる状況があるなど、何らかの共時性が散見される。
以上

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2018-06-06  

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