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2006 Fiscal Year Annual Research Report

複製抑止機構を備えた多人数同時インターネット動画像ライブ放送システム

Research Project

Project/Area Number 17680007
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

上原 哲太郎  京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教授 (20273485)

Keywords電子透かし / 電子指紋 / MPEG / インターネット放送 / 放送型暗号
Research Abstract

本研究では、数万人以上の規模のユーザに対する認証つきの同時動画像ストリーミング放送システムに、動画像コンテンツの保護技術を不可分な形で取り込む方式について研究中である。具体的には、放送型暗号によって暗号化されたコンテンツを復号する過程において、必然的にその復号時に使われた認証鍵庫有の情報がコンテンツ内に電子透かし(電子指紋)として残存し、なおかつリアルタイム処理が可能であるよりな方式、すなわちリアルタイム処理可能な動画像向け、放送型暗号-体型の電子指紋方式を開発している。また、スケーラブルなデータ配布基盤の形成のために、P2P型のオーバーレイネットワーク形成ソフトウェアを開発中である。
本年度は、前年度の成果であるTrace and Revoke Schemeによる放送鍵暗号を利用とした配送を前提とした上で、動画像に関する電子透かし方式および電子指紋方式について研究を進めた。前年度提案したTA符号を基にした電子指紋符号を越える方法として、balanced incomplete block design (BIBD)符号を用いた手法が結託体制を持つ電子指紋符号として使用可能であることを見出し、そのパラメータの調整及び生成法を研究した。この成果は現在発表に向け論文投稿中である。
電子透かし手法については前年度、独自の電子透かし手法が実装の問題で実システム運用に耐えないことから、既存技術を持つ企業の協力を得つつ再開発を開始した。
オーバーレイネットワーク形成ソフトウェアの開発については、基盤となるミドルウェアとしてOverlay Weaverの採用を決定し、この上でのマルチキャスト配信網を実装した。現在運用評価を行っており、来年度早々にも実運用を開始する予定である。
なお発表については昨年度の成果を元に2編論文投稿したが残念ながら採択に至らなかった。関連して、放送システムネットワーク監視のために作成したネットワーク監査システムについて発表した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 遠隔ネットワークセキュリティ評価システムの試作2006

    • Author(s)
      薄田昌広, 上田達也, 上原哲太郎
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告 Vol.106,No.173

      Pages: 19-24

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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