2005 Fiscal Year Annual Research Report
生理的情報に基づく擬人化エージェントとの効果的なインタラクションモデル
Project/Area Number |
17680013
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
HELMUT PRENDINGER 国立情報学研究所, 情報メディア研究系, 助教授 (40390596)
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Keywords | インテリジェントユーザインタフェース / マルチモダリティ / 擬人化エージェント |
Research Abstract |
プロジェクト提案で述べた2005年度の研究目標は、全て成功裏に達成された。 基礎プロジェクト成果としては、下記のものが挙げられる。 1.感情移入に基づく応答を与えることで(皮膚コンダクタンスや筋電図から検出された)ユーザの感情に返答する仮想ゲームプレーヤーの実現。このシステムを使った研究が行われてきており、感情移入に基づくエージェント動作に関する我々の仮説は立証されている。 2.仮想マンションプレゼンテーションエージェントの直示的ジェスチャーの有効性を調査するという研究の眼球運動データを完全に分析し、エージェントの有効性を証明することに成功した。 3.眼球運動からユーザの選択(嗜好)を自動的に検知できるシステムを実現し、嗜好検出アルゴリスムの妥当性を示す研究を行った。 4.生体信号および眼球運動データに基づいたユーザの感情や注意の焦点のリアルタイム認識のためのソフトウェアプラットフォームを開発した。 5.プロジェクト活動の成果は、主要な国際学術誌や会議の場で発表された。計22本。 (1)学術論文 5本 (2)査読付き国際会議論文 7本 (3)査読付きワークショップ論文 4本 (4)会議およびワークショップにおける広義の査読付き論文 6本 第2次プロジェクト成果としては、下記のものが挙げられる。 1.プロジェクトテーマについての招待講演 (1)国際会議およびワークショップにおける招待講演 3回 (2)国内学会にける招待講演 2回 2.IEICEジャーナルの擬人化エージェントに関する特別部門の副編集者 3.非言語行動に関する国内ワークショップの共同主催者
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