2006 Fiscal Year Annual Research Report
生理的情報に基づく擬人化エージェントとの効果的なインタラクションモデル
Project/Area Number |
17680013
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
HELMUT Prendinger 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 助教授 (40390596)
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Keywords | ユーザインターフェース / 人工知能 / エージェント / 感性情報学 / モデル化 |
Research Abstract |
我々は、新しいタイプの機能性-眼球運動によって伝達されるユーザの視覚的注意を処理し反応する能力-を持ったバーチャルプレゼンターの役割を果たす3Dグラフィックエージェントの実現に成功した。視線は、ユーザの注意、視覚的興味、視覚的嗜好についてのよい手掛かりであり、最先端の非接触式の視線追跡技術を使って、目立つことなく眼球運動を評価することができる。我々の提案するシステムは、リアルタイムで眼球動作を分析し解釈することによってユーザの現時の(視覚的な)興味状態に適応できるので、さらに個人化され、コンテクストを意識した「気配りのいい」プレゼンテーションの体験を用意することができる。このシステムはバーチャルプレゼンテーションルームを提供し、2体の非常にリアルな3Dエージェントのチームが、ダイナミックでインタラクティブな方法で、(1)国立情報学研究所(NII)での研究や(2)架空の製品(MP3プレーヤー)に関連する内容を紹介する。このシステムは、擬人化キャラクタの最適なアプリケーションとして国際的なイベントで受賞している。さらに、マルチモーダルプレゼンテーション記述言語(MPML3D)は、パラメータ化された行為や感情によって再設計、拡張された。テキストから検出する感情についての我々の研究は、擬人化キャラクタのオーサリングプロセスを易しくするためにさらに貢献する。
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