2005 Fiscal Year Annual Research Report
非熱平衡プラズマとナノカーボン触媒による大気中有害物質浄化と反応プロセス解析
Project/Area Number |
17681007
|
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
清水 一男 静岡大学, イノベーション共同研究センター, 助教授 (90282681)
|
Keywords | マイクロプラズマ / ホルムアルデヒド / 無声放電(バリア放電) |
Research Abstract |
近年、室内空気で臭いやシックハウス症候群の原因と考えられているアンモニア、アルデヒド類を浄化するため大気圧プラズマを使用した排ガス浄化、室内浄化技術が研究され、実用化されつつある。実用化には低消費電力、低コストが重要な要素となる。 本報告では (1)本質的に放電電圧・放電電力を低く抑えながらストリーマを発生させる (2)低オゾン濃度でありながら大気圧中で活性種等を生成する 以上の2点を目的としたマイクロプラズマによる室内空気浄化技術を検討した結果、オゾン生成濃度はギャップ間隔に依存する傾向が見られ、特にギャップ間が10μm以下の場合は大気圧プラズマを生成するには比較的、低電圧といえる300〜1000V以下でも室内空間の有害成分を十分、浄化できる性能が得られた。表2に示すようにマイクロプラズマ・フィルタにより低電力(1W以下)でホルムアルデヒドの浄化を行うことが出来た。
|