2006 Fiscal Year Annual Research Report
シロイヌナズナのタグラインを用いた核コードの葉緑体タンパク質遺伝子の網羅的解析
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17681022
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
本橋 令子 静岡大学, 農学部, 助教授 (90332296)
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Keywords | アルビノ変異体 / 葉緑体 / プロテオーム解析 / メタボローム解析 |
Research Abstract |
1)単離したアルビノ変異体のうち2つapg3とapg6を詳細に解析した。apg3変異体の原因遺伝子が葉緑体の翻訳終結因子であり、UAGのストップコドンを持つ葉緑体ゲノムコードの遺伝子の翻訳終結が上手くいかず、葉緑体タンパク質が減少していることを突き止め、論文発表を行った。 また、apg6変異体の原因遺伝子はHsp101ホモログであり、熱ストレスによって誘導されるClpB3をコードしていることがわかり、この結果を論文に発表した。 2)アルビノ変異体より、プラスチドを単離し、プラスチドプロテオーム解析の実験系の確立ができた。アルビノ原因遺伝子の機能解明に役立てることが可能になった。 3)メタボロミクス解析:アルビノ変異体の網羅的な代謝物プロファイリング法の確立を行った。 ・超高分解能を持つフーリエ変換イオンサイクロトロン型質量分離装置FT-MS(IonSpec社)を用い、アルビノ変異体のメタボロミクスデーターによって、どのようなグループ分けができ、それが想定される当該遺伝子機能と一致するか検討し、現在、研究論文を作成中である。
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[Journal Article] The FOX hunting system : an alternative gain-of-function gene hunting technique2006
Author(s)
Takanari Ichikawa, Miki Nakazawa, Mika Kawashima, Haruko Iizumi, Hirofumi Kuroda, Youichi Kondou, Yumi Tsuhara, Kumiko Suzuki, Akie Ishikawa, Motoaki Seki, Miki Fujita, Reiko Motohashi, Noriko Nagata, Tomoko Takagi, Kazuo Shinozaki, Minami Matsui
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Journal Title
Plant J 45
Pages: 974-985
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[Journal Article] Chloroplast ribosome release factor 1 (AtcpRFl) is essential for chloroplast development
Author(s)
Reiko MOTOHASHI, Takanori YAMAZAKI, Fumiyoshi MYOUGA, Takuya ITO, Koichi ITO, Masakazu SATOU, Masatomo KOBAYASHI, Noriko NAGATA, Shigeo YOSHIDA, Akitomo NAGASHIMA, Kan TANAKA, Seiji TAKAHASHI, Kazuo SHINOZAKI
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Journal Title
Plant Molecular Biology (in press)
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