2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17686033
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
青木 輝勝 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (00302787)
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Keywords | 立体映像 / コンテンツ流通 / プロトコル / ネットワーク品質 / MPEG / MVC |
Research Abstract |
本研究は本年度から3年間に渡って行うものであるため、まずは実験環境を整えるとともに、基礎実験を行った。具体的には、現有する高速シャッタメガネ型立体映像ディスプレイ、パララックスバリア型裸眼立体映像ディスプレに加え、空中浮遊型ディスプレイを設計、開発した。空中浮遊型ディスプレイは、配信サーバからの映像を受信するために改良が必要であり、それらは重要な研究課題のひとつでもあるため、この部分に特に注力した。空中浮遊型ディスプレイとは、その名の通り、空間上に物体が浮遊しているように見えることが特徴であり、従来は1眼映像の擬似立体映像を表示するシステムしか存在しなかった。そこでこの擬似立体映像表示システムをを改良し、2眼映像を表示するように改良を加えた。具体的には、処理を2重花して2眼画像を取り込めるように改良し、また、表示部をマイクロポール型表示方式に改良することにより、2眼型立体表示を実現した。さらに、これらの各種ディスプレイを用いて映像配信サーバを含めた簡易テストベッドを構築した。このテストベッドは、映像配信サーバと各種ディスプレイの中間にトラフィックコントローラーを配置し、様々なネットワーク条件(遅延付加、損失率増減、帯域制御等)を作り出せる仕掛けとなっている。現在、本システムを用いて簡易実験をスタートしている。また、現在ISO/IEC JTC1 SC29(MPEG)にて多眼画像符号化技術(MVC)についての標準化がスタートしており、本研究代表者もこれに参画し、こちらの動向とも歩調を合わせ、符号化技術の開発も合わせて進めている。
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Research Products
(7 results)