2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17687023
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
岡部 正隆 Jikei University School of Medicine, 医学部, 教授 (10300716)
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Keywords | 脊椎動物 / 進化発生学 / 肺 / 鰾 / ポリプテルス / オーストラリアハイギョ / ゼブラフィッシュ / マウス |
Research Abstract |
ゼブラフィッシュのTbx4、Nkx2.1、Fgf10が浮力を調節する鰾の組織芽に発現していることを明らかにした。Fgf10のアンチセンスモルフォリーノ単独もしくはTbx4とTbx5のアンチセンスモルフォリーノを同時に胚へ顕微注入したところ、鰾芽におけるNkx2.1の発現が消失し、鰾が低形成もしくは欠失することを明らかにした。ポリプテルスのTbx4とNkx2.1遺伝子のcis制御領域の解析のためにBACクローンを得て、Nkx2.1BACクローンのショットガンライブラリーを作成した。マウスとゼブラフィッシュのゲノム情報を用いてNkx2.1とTbx4のcis制御領域(non-coding region)の比較を行った。Tbx4遺伝子はマウスーゼブラフィッシュ間で極めて類似しており、高度に保存されている領域が多数見つかった。これに対し、Nkx2.1遺伝子近傍のnon-coding regionには高度に保存された配列が5箇所存在した。これらの保存された配列をレポーター遺伝子と組み合わせ、遺伝子組換えゼブラフィッシュを作成してエンハンサー活性を検討したところ、各配列単独では肺芽/鰾芽領域にレポーターレポーター遺伝子は発現しなかった。また前述の高度に保存されている5箇所の配列を結合させた人工エンハンサーを作成したがこれも鰾芽には発現しなかった。ナメクジウオのTbx2/3とTbx4/5をクローニングし、その発現パターンをWISHによって明らかに、両遺伝子が咽頭(鰓嚢)に発現していることを確かめた。
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