2006 Fiscal Year Annual Research Report
生細胞を用いたリアルタイムイメージングによるヘルペスウイルス制御因子の機能解析
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17689020
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
川口 寧 The University of Tokyo, 医科学研究所, 准教授 (60292984)
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Keywords | HSV / 可視化 / 組み換えウイルス |
Research Abstract |
ダイナミックな動態を示すウイルス因子の解析には、同一の生細胞をリアルタイムで、連続的に観察するといったウイルス因子の動態解析が極めて重要となってくる。本研究では、最新のイメージング技術を駆使して、生きた感染細胞において、HSV(herpes simplex virus)がコードする様々なウイルス因子の動態を可視化する。そして、従来の研究手法では見いだせずにいた、ウイルス因子の新たな側面を明らかにし、HSV増殖機構の新たなパラダイムを構築することを目的とする。本年度は、研究遂行の上で重要な以下の組み換えウイルスの作製を試み以下の結果を得た。 (i)HSVのカプシドタンパク質UL35、局在が異なる2つのテグメントタンパク質UL47およびUL49、エンベロープタンパク質gBをそれぞれVenus、mRFP、ECFPで標識した組み換えウイルスを培養細胞内での相同組み換え法を用いて作製を試み、UL35/Venus、UL49/mRFP、gB/ECFPを発現するYK608、UL35/Venus、UL47/mRFP、gB/ECFPを発現するYK609の作製に成功した。YK608およびYK609を利用すると、一連のHSVウイルス粒子成熟過程を観察することが可能になる。 (ii)上記、YK608、YK609に関して特許申請を行った。 (iii)(i)で作製された、それぞれの組み換えウイルスを培養に感染させ,リアルタイムイメージング系の条件設定を行った。その結果、低倍率では24時間程度めリアルタイムイメージングが可能であった。 (iv)ウイルス粒子レベルでのリアルタイムイメージング系を確立した。
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Research Products
(5 results)